GMOアドマーケティング 広報担当です。
今回は、GMOアドマーケティングで導入している「FFS理論」についてご紹介します。
GMOアドパートナーズ連結会社※としての会社規模が大きくなり、「この人はこういう考え方をする人なんだな」ということをお互いが理解し働きやすい組織をつくるため、もっと効果的に「人」について考えられて円滑なコミュニケーションがとれるようFFS理論を導入しました。
※GMOアドマーケティング株式会社は、インターネット広告領域における4つの会社から構成されたGMOアドパートナーズの連結会社です。
FFS理論は「Five Factors &Stress」の頭文字をとっており、文字通り5因子とそのストレス状態から個性を考えるものです。その人がどのように考えてどう行動するかという「思考行動の特性」を知ることができます。
FFS(Five-Factors & Stress)理論では、個々人の思考行動特性(個性)を5つの因子とストレスで表します。個々の因子は0〜20で表されます。値の大きさよりもバランス(どの順番で大きいか)が重要になります。
私たちはこの特性の違いを5因子のバランスから読み解いて「個性」と表現しています。例えば、同じ状況であってもその個性の違いで、その人がどうとらえるのか、どう感じて行動をしているのか変わってきます。
どんなことが強みとして活かせそうなのか、今どんなことに困っている可能性があるのかも個性から考えていくことができます。
この5因子はすべての人間が持っている特性ではありますが、どれが強く出てどれが出にくいのかという強弱のバランスは人それぞれ異なります。
そのため同じタイプと診断されても、そのバランスの違いで特徴の出方が少しずつ違ったりします。
自分自身の中に明確な価値観を持っていて、そのブレない思いがこだわりの強さとして表れます。自分の正しいという考えを主張する力もあるので、人を先導したりすることが得意だったりします。
柔軟性があり、相手の考えや要望を受け入れる力が強いです。周りの人や環境、場の雰囲気を観察し、周囲のために自分には何ができるか、役に立てるのかと考え行動していきます。場を盛り上げたり、調整したりすることが得意です。
物事を白黒はっきりさせようと、合理的に物事を判断していく力が強いです。判断軸のベースは自分にとって都合が良いかどうかになり、感情的というよりはデジタルに物事を切り分けていきます。
自分が今までやったことない事や、面白そうと思ったら、すぐに行動に移すことができます。考えるよりまず行動という発想で、新しくアイディアを出したりというのも得意です。
明確なゴールに向けて慎重かつ着実に物事を進めていくことが得意です。自分の過去の経験から積み上げていき、それをさらにどう工夫改善してより良くしていくかという仕組みづくりも得意だったりします。協調性も強いです。
普段のコミュニケーションの中で、「どんな伝え方をするとその人が動きやすくなるのか」だったり、「こんなところに悩んでいるかもしれないからこのように声をかけてみよう」と、それぞれが持っている個性によって、関わり方を変えていくことができるようになります。
また、自分自身の得意不得意がわかることで、働き方や関わり方を自分の動きやすいように変えていくこともできます。相互理解をすることが働きやすい環境づくりにつながるので、FFS理論はそのヒントとして社内で使っていけるようになるといいなと考えています。
大人になってから大きく因子が変わることはあまりないと言われています。
因子の特徴の大部分は大人になるまでに過ごしてきた環境によって形つくられます。ですが、例えば上司が弁別性(C)が高い人にずっとついていると、場合によっては、自分自身の弁別性も上がることがあるといわれています。
FFS理論の考え方で大切なことは、自分の個性を理解し、それを「どう活かしていくか」ということです。
「自分の特徴にない○○因子を伸ばしたいのですが、どうしたらいいですか?」という質問をいただくこともありますが、自分の特徴に出にくい因子を伸ばすのではなく、自分の個性をどう活かして補うかという考え方が大切です。
働きやすい組織をつくるために「FFS理論」が導入されたことで、自分やメンバーの「思考行動の特性」を定量的に知ることができるようになりました。
FFS理論を理解し自己成長やメンバーとのコミュニケーションに活用できるよう、今後もサポートしてまいります。
宇宙兄弟の登場人物の心理・行動を読み解きながら、
自分の強みを伸ばす考え方、取るべき行動を分かりやすく説明します。