GMOアドマーケティング株式会社

2024年1月1日に、GMOアドマーケティング株式会社はGMO NIKKO株式会社を存続会社として経営統合致しました。
引き続き、弊社サービスのご利用を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2023.06.07

育児休業を取得したパパ2人が語る!家族との時間を大切にする働き方とは?

GMOアドマーケティング 広報担当です。

『男性育休元年』と言われた2022年。男性がより育児を担いやすい社会を目指して、育児・介護休業法が改定されました。GMOアドパートナーズ連結(※1)でも、男性の育休取得率が上がっています。今回は、先輩パパのお2人にお話をうかがいました。

お話しをうかがったのは、GMOアドマーケティングのAさん、GMO NIKKO(※2)のIさんです。
初対面の2人でしたが、とても和やかなムードで、普段の家事分担や子育てについてうかがいましたので、ぜひご覧ください!

※1 GMOアドマーケティング株式会社は、インターネット広告領域における4つの会社から構成されたGMOアドパートナーズの連結会社です。

※2 GMO NIKKOはGMOアドパートナーズの連結会社のうちの1社です。

プロフィール

Aさん
GMOアドマーケティング 事業統括本部 社長室
育休取得期間:1ヶ月

Iさん
GMO NIKKO マーケティングソリューション本部 マーケティングソリューション2部
育休取得期間:1ヶ月半(計2回)

インタビューを読む前に・・・産休・育休の制度を知ろう

産休」も「育休」も法律で定められている休業期間です。

産休とは、産前休暇&産後休暇のことで、出産や育児のために仕事を休める制度のこと。出産前の準備期間に休む「産前休業」と、産後、体を回復させるために取る「産後休業」のことを合わせて産休と呼びます。労働基準法で定められた、出産するすべての人が取得できる制度です。

育休とは、育児休業のこと。子どもを育てるために仕事を休業できる制度。産休とは違って、女性だけでなく男性も取ることができます。

育休の取得を決めた背景や不安だったこととは?

ー 日本国内での男性の育休取得率は、まだまだ低いと言われている中、お二人が育休をとろうと思ったきっかけを教えてください。

Aさん: 僕が育休を取ったのは、ちょうどコロナが流行り始めたときで、妻から「育休を取ってほしい」と要望がありました。

Iさん: うちは、昨年子供が産まれるとなったときに、妻からの要望ではなく夫婦間で自然と「育休どうするの?」という話が出ました。それとちょうどその頃、男性育休促進に力が入ったタイミングだったのもあって「取ってみるか!」となりました。

Aさん: Iさんが育休取るって聞いて、奥さま喜ばれたんじゃないですか?

Iさん: そうですね。自分もやっぱり取得したからの気づきもありましたし、妻にも自分の時間を作ってあげることができたんじゃないかなって思っています。
面と向かって「育休取ってくれてありがとう!」と言われたわけではないけど…「良かった」と思ってくれているといいなって思います。

 
ー ちなみにそれって、「育休を取ってほしい」「育休どうする?」って話は、いつ頃したんですか?

Aさん: 妻が産休に入る時点で、「育休取るの?どうするの?」って言われていました。でもその時は、「どうしよっか~」という感じで、決め切っていませんでした。
しばらくして保育園に入園するとなったタイミングで、「ちょっと休憩したいな」と妻から言われ、パパママ育休プラスという制度が「ギリギリ間に合う!」ということを知りました。制度が使えるなら「今取るしかない!」と決断し、急遽決めました。

Iさん: あと半年くらいで子供が産まれるとなったときに話が出ました。振り返ってみると、その頃から、「育休を取得する」ということは決めていた記憶があります。
出産後、妻のご両親のフォローがなくなるタイミングがいいね!となり、1回目のお休みを取得しました。

 
ー Iさんの場合、育休を2回取得されていますが、それも最初から決めていたんですか?

Iさん: いや、最初は決めてなかったです。
でも、育休1回目の取得前に人事から「2回取得できる」という話を聞いて、その段階で決めました。恥ずかしながら、育休の制度って子供が産まれるとなるまで全くわからなかったので、いろいろと人事の方から教えてもらいました。
保育園に入園する直前の3月が、3人で過ごせる最後のタイミングだと思ったので、出産直後と保育園入園直前くらいの時期にしようと決断しました。

Aさん: 僕も育休が2回取得できるのは知っていましたが、タイミング的に難しかったから…Iさんいいですね!
保育園入園直前って、子供とのコミュニケーションも少し取りやすくなってきて、あのタイミングに休職して良かったなって思います。

 
ー 取得すると決めてから実際にお休みするまで、不安だったことってありましたか?
会社で「調整しないと」と思ったことや、周囲のメンバーにお願いしたことがあれば教えてください。

Aさん: 当時は、男性育休の事例がなかったため、正直「育休取っていいですか?」と聞いてどんな反応をされるか不安でした。でも、上長に制度の概要を話してみたら「そんな制度あるんだ!」と制度にがあるのに驚きつつ、「それなら今のうちだね!」と、快く受け入れてくれました。

Iさん: 僕の場合は、佐久間社長(:GMO NIKKO株式会社 代表取締役社長執行役員 佐久間 勇)はじめ上長が管理監督者の男性が育休を取ることにとてもポジティブだったため、「ぜひ取ってくれ」という雰囲気でした。また、同じタイミングで別部署の本部長にお子さんが産まれて、その方も育休を取得したので、とても恵まれたタイミングでお休みすることができました。

Aさん: シニアマネージャーの職位で育休取得するって、調整が大変だったんじゃないですか?
「いない間に、部署がどうなっちゃうんだろう…」とか、ありませんでしたか?

※GMOアドパートナーズ連結では、ゼネラルマネージャー・シニアマネージャー・マネージャー・リーダーの順で、各管掌範囲を管轄する組織上の役割を設定しています。リーダー以下はスタッフとなります。

Iさん: 休職中も何かあったときには、相談してもらえる体制を整えて休職に入りました。あとは、「ここはみんなに任せる!」と決めた部分もあったかな。休職中、部下からの相談があったときもあったんですが、「リアルタイムでできないことがある」と伝えておいたので、メンバーが期待以上に巻き取ってくれました。
自分がやらなくても、メンバーが対応してくれるんだ
という気づきもありました。

 
ー Aさんは、当時スタッフ職だったと思いますが、今後のキャリアを考えたときに「休職がマイナスになるかも」と思ったことはありませんでしたか?

Aさん: 1ヶ月の育休で今後に影響するくらいなら、自分はそこまでなんだなって思っていたところがありました(笑)僕は、逆に上のレイヤーの方が休みにくいのでは?と思います。だから、Iさんがシニアマネージャーで育休取得したというのはすごいなって思いました。
僕は、次にもし子供が産まれたら、半年くらい休みたいと思っています。復職してからパフォーマンスをだせれば、昇格には響かないと思っています。

Iさん: 確かに…役職問わず、これでダメになるくらいなら、所詮自分の会社でのレベルってそんなもんだなって僕も思っています(笑)
でも、「1週間でこんなに話が進むんだ!」って業界のスピード感に驚いた部分はありました。

育休中の生活はどんなかんじだった?

ー お休み中、育児・家事の分担はどうしていましたか?

Iさん: 妻も育休中なので、2人で育児をずっとしていました。たまに、お互いの時間を作って好きなことをやるくらいかな。
妻は「私の代わりに育児をしてほしい」というよりは「共感してほしい」という感じが強いのかなと思っていたので、「一緒に」育児をしていました。恥ずかしながらミルクの作り方も、育児用品は何がどこにあるのかわかっていなかったので、妻の指示なしで対応できるようになった自分を見て、きっと妻はよかったと思ってくれたと思います。
僕が知らない家事を妻はたくさんしてくれていると思うけど…

Aさん: 僕も、もともと家事はやる方でした。というより、妻よりやっているかも…(笑)
1歳で育休を取得したときには、すでに夜泣きも対応も僕が1人でできる状態でしたので、育休中は特に妻が楽できるように、動くことができたかなと思います。
Iさん、料理はどうしているんですか?

Iさん: 元々、料理は好きでよく作るんです。それもあって、市販のものより子供が食べる食事を作ろうとしたんですが…負けました(笑)自分の作った食事は残すのに、売っている離乳食はよく食べるので「市販ってすごいな!」って思いました。「手作りじゃないといけない」という文化はいらないよね。市販の離乳食の種類が豊富で、本当に驚きました。

 
ー わかる!私も、市販の離乳食のセット買いをよくしていた記憶があります。
自分の作った料理残されるとイライラしませんか?(笑)

Iさん: 「(自分の作った食事の方が)こんなに美味しいのに、なんで食べないの?」とはなります。余ったもの、自分で食べてますよ(笑)

Aさん: 僕は、1人目ということもあるのかな…お皿投げられたり、ギャーって言っているのを見ると、可愛いな、面白いなと思って子供を見ることができています。

復職してみてどうですか?

ー 育休を終えて、会社(仕事)に戻って大変だったことってありましたか?

Aさん: 仕事面では、すぐ受け入れていただいて、特になかったです。
ただ一方で、1歳すぎて育休を取得したので、子供も少し喋ったり、自分の意思が出てきている時期でした。なので、1か月間「パパ!」と言ったら、パパが来てくれる生活が当たり前だったのに、復職したら、呼ばれても「リモートワーク中だから待ってね」という返事に変わったことに対して、子供が悲しんでいたかなって思います。ストレスかけちゃったかなって…

Iさん: 僕は2回目の復職から1ヶ月経っていないですが、若いメンバーとの時間軸が違うように感じます。会食がない時にはできるだけ早く帰って家族の時間を取ろうと思っているため、「あとちょっと仕事したい!」「軽く飲みに行く?」ということが難しいなと思っています。

時短で働くメンバーって、同じような気持ちをもっと感じているんだろうなって思います。現在、自分の部署内に時短メンバーはいないものの、そのような気持ちにどこまで共感してあげられるか、不安に思ったりします。

Aさん: わかる…僕、会社の経営幹部合宿で、育児のために一時帰宅したことあります…(笑)

Iさん: もうすぐ妻が復職予定ですが、働きながら保育園の送り迎えをするようになると思うので、より感謝を伝えていかないといけないなと思っています。

最後に…これから育休を取得する人の皆さんへ

ー これから育休を取得する人の皆さんへのアドバイスがあれば、お願いします!

Aさん: 不安に思うことは何もないと思います。自分が考えているよりも会社は受け入れてくれるし、復職してもマイナスだったことは1個もないと思っています。家族の時間は今しかない、貴重なものだったと感じるので、可能な限り活用してほしいです。

Iさん: 大前提、育休は取得してほしいです。
GMO NIKKOだと、佐久間社長自ら「育児のできる環境を整えていきたい」と言ってくれています。取得する本人たちが不安にならない環境を整えて、サポートして促進していきたいなと思います。

役職やレイヤーに関係なく、小さな言葉一つで、本人が「休んではだめかな」「やっぱり歓迎されていない」と思ってしまうんですよね。ちょっと気をつけてあげた方がいいなと思う場面もあるので、周りも制度を理解してくれるといいな。

Aさん: わかります。これから「育休取得したい」と思っている人の背中を押せるといいな~と思います。

 

編集後記

今回初対面だった2人ですが、一児の父という共通点からか、楽しく育児・家事・仕事についての「共感」をされていました。アドバイスにもあるように、家族のためにも育休はオススメとのことです。

 
これまでに紹介した育児休業に関する記事もぜひご覧ください。

引き続き、「働きやすい環境」についてみなさんに情報を発信していければと思います。Aさん、Iさん、お忙しい中ありがとうございました。

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